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大手50社の4~9月期受注、7・6%減/民間・公共とも減少/国交省

2019/11/07

国土交通省が10月31日に発表した建設大手50社の工事受注動態統計調査によると、2019年度上半期(4~9月)の受注総額は前年同期比7・6%減の6兆0338億円となった。民間工事、公共工事ともに減少。中でも国の機関からの受注が2桁の減少となった。海外での受注も伸びなかった。
 受注総額の内訳は、国内が6・9%減の5兆8107億円、海外が22・1%減の2231億円。国内受注額の内訳を見ると、民間工事が7・0%減の4兆3780億円、公共工事が9・2%減の1兆1714億円だった。
 民間工事は、製造業からの受注額が1兆1948億円(前年同期比4・4%減)、非製造業からの受注額は3兆1831億円(8・0%減)とともに減少。公共工事は、国の機関からの受注額が7545億円(15・0%減)と大幅に減少したが、地方機関からの受注額が4168億円(3・4%増)と増加した。
 受注総額の内訳を工種別に見ると、建築が7・6%減の4兆0799億円、土木が7・6%減の1兆9539億円といずれも落ち込んだ。
 9月単月の受注総額は前年同月比6・8%減の1兆3899億円、2カ月連続で減少した。国内は民間工事は減少し、公共工事が増加。海外工事の受注は3カ月ぶりに減少した。
 国内受注額の内訳は、民間工事が9・3%減の1兆0465億円、公共工事が5・9%増の2523億円。公共は国の機関が増加し、地方の機関が減少した。
 海外工事は35・9%減の356億円となった。