建設業・土木業専門求人サイト 正社員・アルバイト・一人親方などの求人サイト 建築・土木・設備・仕上げ・外構・大工・解体・鳶・重機オペなどの求人が満載

建コン協/会員会社の18年経営分析結果/営業利益率0・6ポイント上昇し6・9%

2019/10/15

建設コンサルタンツ協会(建コン協、高野登会長)は会員会社を対象に集計した2018年の経営分析結果をまとめた。18年に迎えた決算期のデータを基に収益性や生産性などを分析した。売上高の平均は29億9700万円と、17年に比べ1億2100万円増えた。営業利益率の平均は6・9%で前年に対し0・6ポイント上昇した。
 調査は建コン協の会員会社を対象に毎年行っている。18年分は会員487社のうち399社の回答を集計した(回答率81・9%)。
 売上高の平均は13年以降で最も高い水準となった。営業利益率の平均は14年(7・0%)に次ぐ2番目に高水準だった。社員1人当たりの売上高は平均1897万円。17年に比べ29万円増えた。人件費の平均額は社員1人当たり年間775万円となり8万円増加。過去5年間と比較すると、社員1人当たりの売上高は14年(1954万円)に次ぐ高い水準で、社員1人当たりの人件費は最高だった。
 建コン協によると、国による安定した公共事業予算の確保や技術者単価の上昇、調査設計業務の積算基準改定などで、会員会社の業績は好調に推移している。今後も国土強靱化対策や防災・減災対策を中心とする公共投資に期待する。ただ中長期的には公共事業量の減少を予測し、業績への影響を懸念している。