台風19号/関東整備局/堤防決壊原因究明へ調査委設置、10月17日に現地調査
2019/10/17
関東地方整備局は、台風19号による記録的な大雨で河川堤防の決壊が相次ぎ発生したことを受け、原因究明に向けた有識者で構成する堤防調査委員会を設置する。荒川水系の越辺川と都幾川、茨城県内の那珂川水系那珂川と久慈川水系久慈川を対象に、二つの調査委を設ける。17日に荒川水系の2河川、18日には茨城県内の2河川で決壊箇所を現地調査する。
設置するのは「荒川水系越辺川・都幾川堤防調査委員会」と「那珂川・久慈川堤防調査委員会」。現地調査以降の日程は未定だが、早期に会合を開いて対策の方向性を固めていく。
二つの調査委で委員を兼務するのは▽佐々木哲也土木研究所地質・地盤研究グループ土質・振動チーム上席研究員▽諏訪義雄国土技術政策総合研究所河川研究部河川構造物管理研究官▽高橋章浩東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻教授▽安田進東京電機大学レジェンドスマートシティ研究科プロジェクト研究教授-の4人。
加えて越辺川・都幾川の委員会に田中規夫埼玉大学大学院理工学研究科教授、那珂川・久慈川の委員会には横木裕宗茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学専攻教授が加わる。