東京五輪の建設現場 国際機関が調査
2019/02/12
東京都内で東京五輪・パラリンピック関連の建設現場で働く人たちの労働環境について、
国際機関の聞き取り調査が3日に行われた。
すでに2件の労災死亡事故が発生したことを受けたもので、結果は組織委員会に提出される。
調査したのは、国際建設林業労働組合連盟(BMI・本部・ジュネーブ)。
BMIに加盟する労組「全国建設労働組合」(全健総連)が依頼を受け、新国立競技場や選手村などの
建設現場で働く労働者40人を集め、意見交換とアンケートをした。
「情報統制がすごい」、「外国人の技能実習生には、資材を引き上げるなど単純作業を行わせていて、みていてかわいそう」
などの意見や選手村で働いていた男性は、「誤った作業手順で進められて極めて危険で、命がいくつあっても足りない」と話した。
1か月で仲間たちと仕事を辞めたという。
工期も当初言われた時よりも短い短い時間で仕上げるように指示され、
「現場はせかされ、追い詰められている」などと語った。